歯を残す治療 Part 2

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治療説明

60代女性、右下の冠が外れたのを主訴にご来院されました。

マイクロスコープ下にて外れた部位を見てみると歯根破折(黄色の点線部)を起こしていました。

破折している部位を除去(左のスライド)すると、幸い根尖部までは縦破折しておらず、土台をたて(真ん中のスライド)、セラミック修復(右のスライド)を行い、歯を保存することができました。

この症例も前回の症例同様、マイクロスコープ下にて一つ一つのステップを精密に治療することにより保存できたのではないかと思います。

患者様もご自身の大切な歯を残せることができ、大変喜んで頂けました。

 

治療期間

1回目 破折部除去+土台(ファイバーコア)+仮り歯(歯肉の形態を整え

    る為)

2回目 セラミックス形成+印象

3回目 セット

治療費

土台(ファイバーコア) : 22,000円

セラミックス      : 165,000円

                            計 : 187,000円 (税込み)

リスク・副作用

2001年のFussら、2010年のMirekuらの文献でも述べられているように根管治療を受けた歯は、歯を保護する機能が低下しているので、歯冠および歯根破折の頻度が高くなる可能性がある為、注意が必要になります。

当院ではそのようなことを文献を通して術前に患者様にご説明しています。また術後もメインテナンスを行って経過を見させていただいております。